3回目のKM-CARTで緊急輸血! [腹水]
この戦いは本当に厳しい。
腹水の貯留スピードが早まっているから、厳しい延命をしているようだ。
2回目のKM-CARTは5/10(水)に行った。
そしてそのまま一週間の湯治に(5/19金)まで行ってきた。
自分もバタバタしてて今回は3回目のKM-CART。
5/30(火)に入院。
退院予定は6/1(木)だ。
生活の質?緩和されているようでも介護する側はキツイやね。
俺は改めて介護する人の大変さを思い知ったよ。
人は言うよ。
「家で過ごせるのが一番だよ」
「ホスピスより自宅で暮らせればね」
「息子さんが面倒見てくれるなら良かったね」
恐らく分かっている人もいるだろうし、
俺なんかよりも数年人生の先輩なわけだからそれだけ経験値も高いだろう。
だが、やはりだこれを毎日やるのはかなりしんどいものがある。
そして今はこの流れで来てるから、
ここで病院に入院させて緩和ケアに丸投げするのも悔いが残りそうで・・
いやぁ詰めが甘かったね。
ただそんな計算をしているわけじゃないけど
普通にサラリーもらって仕事している人なんか介護なんて出来ないわけだし。
やってみて分かったが
これをたまにやるのと毎日やるのでは雲泥の差があるように思える。
いやむしろ受け流しスキルが高ければ何の問題もないのだろう。
そういう意味では俺自身はやはりダメダメなのかもしれない。
つい、カチンときてしまうこともしばしば。
分かってはいるんだが抑えきれないこともよくある。
ただ最近では
そんな怒ることすらも無くなってしまうのかと思えば、冷静になることもあるのだ。
朝に覆水を抜き、昼から濾過した栄養素だけを戻していく。
従来の腹水穿刺とは違い、
栄養素だけを戻すために予後の体調は格別に良くなる。
CARTと呼ばれる方法をさらに改良した、km-cartはまさに画期的なのだろう。
川島なお美や千代の富士(九重親方)もこのkm-cartを実践したのだからね。
しかし所詮はこれも対処療法に過ぎないのだ。
抜いたら楽になる。
しかしそれも一週間もしないうちに溜まってしまう。
いや3日ぐらいで溜まる人は多いかもしれない。
もちろん個人差はあるものの
如何にして原発巣をどうにかしない限りは何の解決にもならないからだ。
※半年溜まらない人もいます。←ここを目指すべきなんですけどね。
今回の腹水の量は約9リットル、
明らかに前回よりも前々回よりも多いし、貯留スピードも早まっている。
Km-cartが二週間に一回しか行えない縛りがあるため、
最低でも二週間はお腹が苦しくても耐えなければならない。
最近思うのだ。
確かに抜いた直後は楽だし浮腫みも取れる。
しかし足に力が入るわけでもなく、寝たきりのための筋力低下ではないのは明らかだ。
これは苦しい思いをさせている延命ではないのか?
一瞬の快楽のために麻薬を打ち続けているような状態ではないのか?
QOLを意識してkm-cartという方法を選択したがこれでよかったのだろうか。
生存者は延びているし、日々の生活を豊かに出来た人もいるだろう。
しかしこれってごく僅かな人間だけなのだろうと。
うちのおかんに話を戻すが
本来は3日の入院、二泊三日だったが究極アクシデントが生じてしまい緊急輸血をすることになってしまった。
ヘモグロビンの量がかなり低下してしまい危険だというので1日延びたのだ。
俗に言う下血ってやつで。
下血ってことは他の臓器に転移をしているのだろう。
熱が上がったのもそのせいだと思うし。
結構危険な状態だと言うことも言われた。
あの千代の富士もすい臓がんだったけど
最終的に出血で意識低下して亡くなったんだってね。
いくら輸血をしても止血機能が働かなければ全く意味がないからね。
でそうなるとやはりガンそのものをどうにかしないといけないわけだから。
急遽入院を聞かされた俺はまた実家に戻ることとなる。
帰り際にお腹が空いたのかお菓子を持ってきてって言ってた。
食欲だけは無駄にあるんだよなぁ(笑)
※炎症マーカーのCRPがヤバいことになってきた。
二日でこんなに変わるんだなぁって(5/30→6/1)
※ヘモグロビンは復活
スポンサードリンク
にほんブログ村
気になる順位をチェック!
がん・腫瘍 ブログランキングへ