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急性膵炎で入院してから最終的にPET検査を経てやはり「すい臓がん」と判明!このすい臓がんとの闘いを記録に残していこうと思います。

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KM-CART 実践一回目 [腹水]

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腹水が溜まり始めて動くのもやっとという時に知った、KM-CARTという方法。



通常の腹水穿刺はどの病院でも行えるが、

腹水には重要な栄養素も含まれているので極力抜きたくはないし、

抜いたら一気に寿命を縮めるのは周知の事実らしい。



しかしCARTという方法は抜き取った腹水の中の栄養素を戻し、

極力生活に支障をきたさないようにするのだ。



更にKM-CARTはCARTの改良型であり

最大でも20リットルの腹水を短時間で抜くことができ、安全性も高まっている。



著名人もよく訪れるというこの病院は

近代的なハイクラスの設備と言われると全くそんな感じはしない。



むしろ古い昔からある街の病院といった印象だ。



東京の要町にあるこの病院、要町病院だが駐車スペースは4台しかないので、

止められない場合は近くのコインパーキングを利用するのが良いだろう。



コインパーキングは結構あるので駐車場探しに困ることはないかもしれない。

ただ一方通行が多いのでちょいと面倒ではあるけど。



まぁ綺麗だろうが汚かろうが問題は中身だからそんなことを気にしてもしょうがない。



最初に預ける保証金なるものが5万円かかるが

高額医療の保険を使えば2万もかからない料金。



今回抜き取った腹水の量は5リットルであり、

朝から昼にかけてゆっくりと抜き、午後にゆっくりと栄養素を戻していった。


抜いた直後は凄く楽になって浮腫みは改善されていたね。



しかし、所詮は対処療法だし2週間もすれば前以上に溜まってしまうのも現実である。


漢方の先生は3日で溜まってしまうとも言っていたね。



やはり原発巣、いや散らばっているガン自体を弱体化させない限りは意味がないのだ。


なにせ耐性もついてるから生半可な攻撃じゃ効きやしないのだろう。



それでもこの数週間が楽になればどんなに生活の質は良いものか、そこを期待する患者さんも多いのだ。



通常の大学病院やホスピスで穿刺だけをして加速度的に寿命を縮めてしまうより

少しでも生存して、残された僅かな期間を有意義に過ごしたいというのは人間誰もが持つものだと。



例え、前より酷くなりQOL(生活の質)が損なわれようとも、

患者はその一瞬の快楽を求めてしまうのだろう。



個人的には腹水を抜いた後が

ガンとまともに戦えるステージに立ったと思っているから何とかガンバってもらいたい。



抜いて楽になったから良かったーじゃなくてね。



ただボケーっとしてたって何も変わらんだろうし、

奇跡の生還を果たしている人って多少なりとも努力しているのだから。


奇跡の生還を果たした人ってテレビにも出てたこの料理人(神尾哲男さん)



体をアルカリ性にするのが良いみたい。

今の医学でどうにもならんのだったら成功者に学ぶのはやはりデフォかと。



おかんは退院後、湯治がてら栃木県に。


スタッフの方はとても親切でまた行きたいと言っていた。



※病院で出た食事は半分食べて残りは自分が平らげました(笑)




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腹水緩和のためにKM-CARTを・・・ [腹水]

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お腹が張ってきて歩くのもだいぶ辛そうだ。



いろいろと試行錯誤した挙句、今回ネットで見つけたKM-CARTなるものを試してみようかという話に。


ただ普通に腹水を抜くだけではなく

腹水の中の栄養素を戻し生活の質を落とさない方法だ。

 




このKM-CARTはCARTの進化系であり、より多くの腹水を短時間に安全に抜くことが出来るのだ。


※CARTの正式名称は腹水濾過濃縮再静注法と言います。


その量はなんと20リットルまで対応可能だとの事。




幸い、うちのおかんの場合は5リットルくらいといわれた。


5リットルでも相当な量だけど



あの川島なお美も5リットルほど溜まっていてこの要町病院のKM-CARTを実践したみたい。


最も彼女の場合は2回ほどKM-CARTを実践して最後はお亡くなりになったけど。



結局のところ対処療法であることには変わりないのだが

自分らしさを保ちつつ生きながらえるためには病院で腹水を抜いて死期を早めるよりも良いと思うからだ。



そして要町の第二クリニックの方で診察を受けた後入院の予定が決まった。


入院はできるらしい。


日にちは4/18~20日の二泊三日だ。
 


少しでも楽になって歩けるようになれればいいな。

※ちなみにKMは松崎圭祐先生のイニシャルから取ったものらしいです。





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30年前の飼い犬のことをふと思い出した [腹水]

だいぶ腹水が酷くなってきたようだ。

今までの病院から緩和ケアを重視した病院で診察を受ける。

大学病院では治療を優先した患者ではないと意味が無いし、既に対処療法しか出来ないからだ。
 
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今の医学ではやはり限界に近いのだろう。(西洋だろうが東洋だろうが)

だからこその緩和ケアであり痛みを極力なくしながら苦しまない生活を送ってあげる QOL (生活の質)を重視するのが優しさであり思いやりだからだ。

利尿剤、アルブミン、穿刺

この3つが基本なわけで末期ガンの腹水患者に対する処置は一時凌ぎであるのも言うまでもない。
 

あまりにもきつそうだから「腹水抜く?」と聞いても「まだ我慢できると答える」し我慢強い人だからヤバい感じもする。

腹水を抜いても(腹水穿刺)貯留スピードが以前よりも早くなる。
 
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そのスピードは一週間もないし2、3日だ。
 

腹水でお腹が苦しい患者さんが水を抜いてもらって楽になったと喜んでいたのもつかの間、すぐに元の大きさに戻ってしまい大変ショックを受けて落ち込んでしまうケースもある。
 

だけど、やっぱり苦しい姿は見ていられないよね。

例え麻薬のようにエンドレスのようになろうが抜き続けて楽になるのであればそれも考えないと。

穿刺にしてもCARTにしても考えないといけない。
 

やる気があったおかんもやはり投げやりになってきている感も多少見受けられる。

とくにあの人は他の人の前ではかなりいい子ちゃんで元気に明るく振舞っているから。

朝と夜の機嫌の差も激しいし、オレの中では想定内とは言えかなり堪えるものがあるなぁと。
 

そして明日からは弟の家族と長野に行くみたいだ。
 
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ちょうど30年前に家で飼っていた犬が末期のフィラリアになって長野に連れてってあげたのを思い出した。
 


あのとき犬は5歳ぐらいだったかな。
はぁはぁ言いながら苦しそうに立っていたのを記憶している。
 

動物病院に連れて行ったら顕微鏡で蚊のような寄生虫がいて、
フィラリアっていう病気だって先生が教えてくれ、長くはもたないだろうと。
その時は頭の中が真っ白になったのを今でも覚えている。

そして倒れる瞬間は今でも鮮明に覚えているのだ。

「辛かったね、ごめんね」とおかんは言っていた。

オレは夏のクソ暑い日に涙を堪えながら横で立ち尽くしていた。

一番身近にいた犬なのになぜか腫物をみるような態度を取ってしまったことも。

まだまだ子供だったのかなぁオレは。
 

だから帰りの車の中でこっそり泣いた。

家に帰ってきてタオルケットに包まっては泣いた。

空っぽになった犬小屋、飲み水をいれていた容器をみるたびに涙が溢れだした。
 
 
小学生のオレは悲しみから逃れるようにファミコンでゲームをして近所の子供たちとバットベースをした。 
 

30年たった今、そんなことすらすっかり忘れていたが、うちのおかんが長野に行くんだと聞いた時ふとそんな昔の出来事が鮮明に思い出されたんだよね。

「まだやれる!全力を尽くす!」
※自問自答のように繰り返してます。
 

残された時間は限られている。

しかし湯治に行く計画もあるらしく本人はまだ前向きのようだ。

オレもまだ諦めたわけではないからね。 
 
 




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