3回目のKM-CARTが終わりそのまま湯治に5日行く予定のはずが急遽一泊で帰宅。
※湯治を一泊で切り上げたときの慶和病院のデータ。(2017/06/05)
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14.7まで回復している。
でもこれも一時的なものだろう。
どうやら足に力が全く入らず家に帰りたくなったとのこと。
また床擦れ対応のベッドではないのでかなり厳しかったらしい。
立っても足に力が入らないのでトイレに行くときは抱っこしないといけなかった。
軽そうに見えても腹水のためかなり重く自分の腰に直に響くのが辛い。
なんとか体をトイレまで運んでいきオムツを脱がせ便器に座らせる。
おむつにもうんちはあるが便器の縁にもうんちがついてしまった。
自分でおしりを拭くことも出来なくなったせいで代わりに拭いてあげることに。
ウォシュレットで粘りけのあるうんちをあらかた落とし紙で拭くのも困難だった。
骨と皮だらけになった身体がなんとも痛々しい。
強く擦ったり持ち上げたりしたら折れてしまうんじゃないかと思えてくる。
こうなってくるとトイレに行くのではなく
ベッドの上でオムツを交換したほうが腰にも楽だし効率的なのではないかと思った。
早速、寝たきり用オムツと尿とりパッドを用意して対応してあげることに。
しかしこのオムツ交換はトイレに行くよりも大変で難儀なものだった。
俺は始めてこのとき自分の無力さを痛感した。
弟に応援を頼み四苦八苦しながらオムツの交換に当たった。
やはり自宅で下の世話を自分でするのは無理なのだろうか。
その道のプロにまかせてしまうのがいちばんなのだろうか。
下準備もせずに挑んだ俺自身も大馬鹿だ。
エンドレスに出続けるうんこの処理をどうにかしたいと思い、ようつべで検索。
するとプロたちのオムツ交換の仕方がこれでもかと載っていた。
いやぁ便利な世の中になったなぁと感心しつつ2、3本の動画を見ながら大体のイメージを眠くなった頭の中に叩き込んだ。
時間は午前2時頃。
今度は俺一人だ。
一回目とは格段に上手くいった感がありなんとかうんこの処理とオムツ交換に成功した。
既に終電を逃していた俺はそのまま2階の絨毯で寝てしまった。
このオムツ交換さえあらかた出来れば
自宅でも看取るのは可能だなと自信がついたのもこの時だ。
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